国債を知って上手に活用する

国債って何?定期預金よりも得なの?知って上手に活用する国債

国債というのは簡単に言えば私たち個人が国にお金を貸してあげることです。そして私たちは債券という借用証書を国からもらい満期になるまで手元に置いておくことになります。(現在はペーパーレスとなり国債のための口座開設の登録が債券保有の証となります)

では国は私たちから何のために借金をしてまで資金を集めているのでしょうか?ご存知のように国は私たちから集めた税金で財政をやりくりしていますが、それだけでは国内のさまざまな公共事業をしていくにはお金が足りません。その足りない分を国民からお金を借りてカバーしているわけです。よく「国の借金」という言葉をテレビのニュースなどで聞いたことがあると思います。それが国債のことです。国債には通常国債と個人向け国債の二種類ありますがここでは個人向け国債についてご説明していきます。

まとまったお金の運用に個人向け国債にしようか定期預金にしようか悩まれている方もおられることでしょう。定期預金は普段行く銀行でできるので身近なものですが国債となると初めての方はよく仕組みがわからずなかなか手を出しにくいものです。定期預金は身近なものですし内容もとても魅力的な資金運用方法ですが、しかし個人向け国債にも定期預金にはないメリットがあります。

◆安心が第一
まず国債の魅力は何と言っても安心感でしょう。定期預金は私たちがお金を預けたその銀行の運用資金として使われます。しかしその銀行がもし破綻してしまったらもちろん私たちの定期預金も泡となり消えます。一つの銀行で一人の預金者に対してペイオフ制度といい1000万円までは預金が保護されていますが、やはりお金を貸す相手は銀行よりも国の方が安心なのは間違いありません。

なぜなら、「国が破綻すれば銀行も破綻」は起こりえますが「銀行が破綻すれば国も破綻」は起こりえないからです。この安心感が定期預金より国債を選ぶ大きな利点といえるでしょう。

◆元本と最低金利が保証されている
元本とは私たちが国に貸してあげたお金の全額です。そしてまた国の景気がどんなに下がっても最低金利0.05%というのが決めてあり、元本と共にその最低金利だけは国が必ず保証してくれます。

◆利率を変動か固定か選べる
個人向け国債は「10年変動金利」「5年固定金利」「3年固定金利」の3種類の中から選べます。そしてどのタイプも利子は半年ごとに受け取ります。通常満期まで利子が受け取れない定期預金と大きく違う点です。「10年変動金利」というのは満期までの期間が10年間で、金利は利子が払われる半年ごとに変動します。「5年固定金利」「3年固定金利」はそれぞれの満期までの期間が5年、3年でその間の金利は固定で変わりません。

今後の経済状況を見て金利は上がっていくと思えば変動。このままずっと低金利が続くと思えば固定と自分で選び分けることができます。

◆個人向け国債の買い方
個人向け国債は銀行、郵便局、証券会社などで購入することができます。しかし取り扱いのしていない金融機関もあるのでご注意下さい。ネット証券や大手証券会社などではキャンペーンや新規の特典などのサービスを実施することがありますし、どこで購入するのが一番いいのかを事前によく調べておきましょう。

忙しくて店頭に行く時間がない方にはネット証券での購入がおすすめです。店頭に出向かなくても口座開設、購入が全てネットでできます。

個人向け国債は「10年変動金利」「5年固定金利」は今まで年に4回に分けて募集され、いつでも買えるわけではありません。購入の際はネットで財務省の国債サイトを確認しましょう。